非定型川崎病(AKD)の概要と診断・対策
定義
非定型川崎病(AKD)は、古典的な川崎病(CKD)の診断基準5項目のうち4項目未満しか認められない場合に用いられる呼称で、別名「不完全川崎病」とも呼ばれます。
診断基準
川崎病の主要な5症状は、結膜充血、四肢の腫脹や変色、皮疹、口唇・舌・咽喉の紅潮、頸部リンパ節腫脹です。古典的なケースでは少なくとも4項目が必要です。
特徴
非定型川崎病は、猩紅熱など他の小児疾患と症状が重なるため診断が難しいことがありますが、合併症(冠動脈炎など)のリスクは古典型と同等です。
注意点
生後6か月未満の乳児は、非定型川崎病による冠動脈障害のリスクが特に高く、長時間の発熱に加えて1症状でも現れた場合は速やかな治療が必要です。
診療上の留意点
米国小児科医会は、発熱が5日以上続き、少なくとも2項目の川崎病症状がある子どもは、合併症予防のために詳細な評価と早期治療を推奨しています。
