足底筋膜(プランターファシア)とは何か
症状
足底筋膜炎の最も一般的な症状はかかとの鋭い痛みです。炎症が進むにつれて痛みは徐々に強くなります。通常は片足だけに現れ、長時間座っていたり、睡眠後に立ち上がったときに痛みが増します。足を動かすと痛みは和らぎます。
原因とリスク
足底筋膜は足の衝撃を吸収する組織です。過度の使用や過剰な張力がかかると、組織に小さな裂け目が生じ、炎症が起こります。特に40〜60歳の方に多く、女性の方が男性より罹患しやすいです。適切でない靴や長時間の立ち仕事もリスクを高めます。
治療法
多くの場合、保存的治療で症状は改善します。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド注射で炎症を抑えることが一般的です。軽度の理学療法、就寝時のスプリント、インソールの使用も有効です。症状が重度の場合は、足底筋膜をかかとから切離す手術が行われますが、足の土踏まずが弱くなることがあります。
合併症
治療せずに放置すると慢性化し、歩行や日常生活に支障を来すだけでなく、腰や股関節にも負担がかかります。すり減ったスポーツシューズを避け、適正体重を維持することでリスクは大幅に低減できます。
代替療法
ハーブ療法、鍼灸、ヨガなどが症状緩和に効果があると報告されています。一部の企業が販売している磁石付きのヒールパッドは、現時点で科学的根拠がありません。
