中皮腫の症状と予後
中皮腫(メソテリオーマ)は、胸膜・腹膜・心膜など体内の中皮組織に発生する稀な悪性腫瘍です。ほとんどの患者は、20年以上前にアスベスト繊維に曝露されたことが原因とされています。米国では毎年約2,000件が新たに報告されています。
胸膜中皮腫の症状
- 背部痛や胸部圧迫感
- 息切れ、咳嗽
- 発熱、発汗、倦怠感、筋力低下、体重減少
- 嚥下困難や声のかすれ、腕や顔のむくみ
腹膜中皮腫の症状
- 腹部の痛みや腫れ、腹水の貯留
- 吐き気・嘔吐、体重減少
- 場合によっては鼠径部のヘルニア様腫瘤として出現
予後と死亡率
米国メソテリオーマ治療センターによると、1998〜2002年に診断された患者の5年生存率はわずか9%です。治療法は複数ありますが、依然として致死率の高い癌です。生存率は診断時の病期、再発の有無、腫瘍の大きさや部位、外科的切除の可否、患者の年齢や全身状態などに左右されます。
