顔のしびれやうずきの原因は?
足や手がしびれる(ピンとした感覚)ときは、姿勢や血行不良が原因と考えがちです。しかし、顔のしびれやうずきは原因が多岐にわたり、判断が難しいことがあります。顔のしびれは神経、血管、代謝、薬剤など様々な要因が関与し、時には重篤な基礎疾患のサインであることもあります。症状が続く場合は、早めに医療機関で診断を受けましょう。
しびれ(感覚異常)
しびれは体の任意の部位で感じるチクチク感や無感覚を指す総称です。神経細胞が関与していることを示し、顔の神経が機能不全や損傷を受けると顔面にしびれが生じます。全身性疾患(例:全身性エリテマトーデスや糖尿病)も原因となります。
ベル麻痺
ベル麻痺は顔面神経の機能低下により起こる状態で、顔が垂れ下がったり、発音が不明瞭になることがあります。しびれやうずきもよく見られ、症状は急激に出現し、数日で目覚めることもあります。米国メリーランド大学医療センターによると、約5,000人に1人の頻度で発症し、自然回復するケースが多いです。
帯状疱疹
帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、顔面に帯状の発疹が現れることがあります(特に目の周囲)。発疹に伴い、チクチク感や灼熱感、刺すような痛みが生じます。発疹がなくても神経痛だけが現れることがあります。抗ウイルス薬の投与により症状緩和が期待できます。
アレルギー・薬剤
食物アレルギーなどのアレルギー反応は、口や舌周辺にしびれ、腫れ、かゆみを引き起こすことがあります。また、薬剤の副作用や相互作用でも顔面のしびれが生じることがあります。新しい薬を服用し始めた場合は、添付文書や薬剤師に副作用情報を確認しましょう。
その他の原因
ループス、片頭痛、腫瘍、脳卒中、三叉神経痛、多発性硬化症なども顔のしびれを伴うことがあります。これらの疾患はしびれ以外にも多様な症状が現れるため、症状の出現頻度や経過を記録し、医師に相談することが重要です。
