クローン病の第4期(重症期)

重要性

クローン病は炎症性腸疾患(IBD)の一つで、米国では約100万人が罹患しています。遺伝的要因もあり、家族内で発症しやすい傾向があります。症状としては下痢、腹痛、痙攣、発熱などがあり、炎症は消化管だけでなく、関節や他臓器にも波及することがあります。

経過・予後

第4期(重症期)のクローン病は、診断直後に重症化するケースもあれば、長期間にわたって軽症を繰り返すケースもあります。症状が薬物療法だけではコントロールできず、腸閉塞や穿孔などの合併症が現れることがあります。寛解(症状が消失する期間)は数日から数年と幅が大きく、個人差が大きいです。

治療

クローン病は根治療法がないため、症状の寛解と合併症予防を目的に治療します。ステロイドや免疫調節薬、生物学的製剤などが主に用いられます。

薬物で十分にコントロールできない場合は手術が検討されます。腸閉塞や穿孔、狭窄部位の切除などが行われますが、手術は根治ではなく、再発のリスクがあります。

栄養管理

食事が直接の原因になるわけではありませんが、適切な栄養管理は症状緩和に重要です。食事日誌をつけて炎症を悪化させる食品を特定し、脱水を防ぐために十分な水分補給を心がけます。腸の吸収障害があるため、ビタミン・ミネラルのサプリメントが必要になることもあります。少量頻回の食事が腹部痙攣を軽減します。

誤解と実際

手術はクローン病を完治させるものではなく、約6割の患者が生涯で一度以上手術を受けますが、術後に再発することが多いです。

妊娠・出産への影響は少なく、適切な管理下で健康な妊娠・出産が可能です。

医学的状態 - 関連記事