前方・後方膀胱手術後の注意点

前方膀胱手術(前方コロラフィー)と後方膀胱手術(後方コロラフィー)は、膣壁が弱くなり膀胱や直腸に突出した場合に行う手術です。前方手術は膀胱と膣の間、後方手術は膀胱と直腸の間の組織を補強します。

手術の概要

  • 膣壁が弱くなる原因は、出産、加齢、過度の身体活動、遺伝的要因などです。主な症状は排尿・排便困難です。
  • 手術では膣壁を引き締め、必要に応じて合成素材を膀胱と膣の間に挿入します。

術後のケア

  • 入院は通常3日間。1日目は起座を助け、血圧・呼吸・脈拍を頻繁にチェックします。横向きに寝返りを打ち、脚の運動を促します。
  • 血流を保つことが合併症予防に重要です。術後1日目からは少量の水分を摂取し、十分に飲めるようになったら点滴を外します。

その他の注意点

  • 膣壁の緊張を保つためにエストロゲンクリームやペッサリ(膣内デバイス)を処方されることがあります。禁煙も回復を早めます。
  • 感染予防のため、排便・排ガスはできるだけ早く行い、便秘が続く場合は看護師が下剤を投与します。
  • 痛み管理は薬物だけでなく、音楽鑑賞などのリラクゼーションも有効です。
  • 退院後に発熱、排尿時の痛み・困難、膣出血、下肢のむくみ、胸痛・呼吸困難などの症状が出たら速やかに医師へ連絡してください。
  • タンポンや膣洗浄、重いものの持ち上げ、性交渉はしばらく控えましょう。

医学的状態 - 関連記事