痔(じ)とは何か?

痔(じ)は、肛門や直腸下部の血管が腫れ上がる状態で、一般的に「痔核」や「痔核症」とも呼ばれます。排便時の強い圧力や便秘・下痢による刺激が主な原因とされています。メイヨークリニックによると、人生のどこかでほぼ全員が経験するほど一般的な疾患です。現在では、症状を完全に改善できる多様な治療法が利用可能です。

症状

  • 排便時の出血、肛門周辺のかゆみや激しい痛み、腫れ、便漏れなどが典型的な症状です。

原因とリスク要因

  • 慢性的な便秘や下痢、肛門性交、肥満、妊娠、排便時の過度な緊張や痛みが痔の発症に関与します。

合併症

  • 稀に重症化すると大量出血による貧血が起こることがあります。出血が続くと疲労感や倦怠感が現れます。

治療法

  • 手術(痔核切除術)、ゴム結紮、硬化療法、レーザー凝固などが主な治療法です。痔核切除術は局所麻酔で外痔核を除去し、痛みが少ないとされています。ゴム結紮は外痔核にゴムバンドを巻き血流を遮断し、組織が自然に壊死します。硬化療法は化学薬剤を注射して痔核を縮小させ、レーザー凝固は熱と赤外線で組織を焼灼し萎縮させます。

診断

  • 外痔核は視診で容易に確認できますが、内痔核は直腸診やアノスコープなどの器具を用いて診断します。医師が指を肛門内に挿入し、必要に応じて内視鏡検査を行います。

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