敗血症性ショックとは?
原因
敗血症性ショックは、重篤な感染症に対する体の防御反応(敗血症)が進行し、全身に炎症が広がることで血圧が危険なほど低下した状態です。敗血症が持続すると臓器不全に至り、治療を受けても血圧が回復しない場合に敗血症性ショックと診断されます。
リスク要因
糖尿病や免疫抑制剤の使用、AIDS・がんなど免疫力が低下している人はリスクが高まります。また、カテーテルなど医療機器の使用や抗生物質の過度使用も危険因子です。乳幼児や高齢者も敗血症が起きやすく、結果としてショックになる可能性が高くなります。
症状
低血圧に加えて、非常に高い熱または極低体温、寒気、尿量減少、心拍数増加、意識障害(混乱・興奮・倦怠感)、めまい、呼吸困難などが現れます。これらの症状が疑われたら直ちに医療機関を受診し、早期治療が生存率を大きく左右します。
診断
感染症を有する患者が急に上記の症状を示した場合、医師は敗血症を疑い血液や体液の検査を行います。細菌の有無や白血球数の異常、炎症マーカーなどを測定し、敗血症・敗血症性ショックの診断を確定します。
治療
診断が確定次第、速やかに治療を開始します。主な治療は広域抗菌薬、炎症と血液凝固を抑える薬剤、点滴による体液補充です。必要に応じて酸素投与や人工呼吸器の使用、原因となる医療機器の除去も行われます。
予後
敗血症性ショックは致死率が非常に高く、研究によれば死亡率は約50%に達します。予後は感染の原因、臓器障害の程度、治療開始の速さと積極性に大きく依存します。
