狂犬病予防接種の情報
接種方法
米国では複数のブランドの狂犬病ワクチンがあり、CDCは製品ごとに副反応が異なることを示しています。医師に相談して最適なワクチンと投与スケジュールを決めましょう。ワクチンは不活化ウイルスで作られているため、狂犬病を引き起こすことはありません。上腕三角筋(肩の上部)に注射し、通常は3回から5回のシリーズで接種します。
副作用・安全性
副作用はほとんどが軽度で、注射部位のかゆみ、発赤、痛みが一般的です。まれに吐き気、筋肉痛、腹痛、発熱、めまい、胃腸症状、頭痛などが現れることがありますが、重篤な反応は極めて稀です。狂犬病ワクチンは妊婦でも安全に使用でき、体調が悪いときは接種を控えるべきです。
旅行時の予防
米国外へ旅行する場合、特にアフリカ、アジア、中米・南米では狂犬病が蔓延しています。犬による感染が多く、治療が困難になることがあります。旅行中は猫や犬、その他の野生動物との接触を避け、予防接種を検討してください。
曝露後の対応(未接種者)
狂犬病に曝露し、未接種の場合はまず狂犬病免疫グロブリンを傷口近くに注射し、即時の短期間の保護を得ます。その後、曝露後すぐにワクチンの初回接種を行い、3日、7日、14日に追加接種を行います。
曝露後の対応(既接種者)
既にワクチンで免疫を持っている場合でも、曝露後は追加のワクチン接種が必要です。最初の追加接種は咬傷直後に、2回目は3日後に行います。免疫があることで免疫グロブリンの投与は不要となり、必要なワクチン回数も減ります。
専門家の見解
CDC、米国小児科学会(AAP)、米国呼吸器学会などは、リスクの高い職業従事者や曝露が疑われる人に対し、狂犬病ワクチン接種を推奨しています。
ペットの予防接種
米国では犬は法律で狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。生後3〜6か月で初回接種し、1年の有効期間が過ぎたらブースター接種を行います。その後は3年ごと(州によっては毎年)に接種が必要です。猫も同様にワクチン接種が義務付けられている州が多く、生後8〜12週間で初回接種し、1年後にブースター、以降は2〜3年ごとに接種します。犬や猫以外のペットについては、獣医師に相談してください。
