成人の帯状疱疹の治療法とは
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって起こる痛みを伴う皮膚疾患です。水痘の後、ウイルスは神経節に潜伏し、数年後に再活性化して発疹や水疱、帯状疱疹後神経痛(PHN)を引き起こします。症状は軽度から重度まで様々ですが、適切な治療により痛みや期間を短縮できます。
症状発症時の治療
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ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬は、発症から72時間以内に開始すると効果が高く、症状の重症度と持続期間を軽減します。主な薬剤は以下の通りです。
- アシクロビル
- バラシクロビル
- ファムシクロビル
これらは核酸アナログとしてウイルスのDNA合成を阻害し、通常は1日1回の服用を1週間続けます。
その他の薬剤
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発症3日以内に治療を受けられなかった場合、炎症と疼痛を抑えるためにコルチコステロイド(プレドニゾン、プレドニゾロン)を併用することがあります。ただし、これらは抗ウイルス薬と同時に使用できないことがあるため、医師の指示が必要です。
ステロイドは再発予防には効果がありません。
強い疼痛への対処
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疼痛が強く、通常の薬で緩和しない場合は、硬膜外ブロックが有効です。硬膜外スペースに局所麻酔薬とステロイドを注入し、神経伝達を遮断することで、数週間にわたって痛みを軽減します。
自宅でできる対処法
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以下の方法で症状緩和を図ります。
- 冷たい入浴や氷嚢で患部を冷やす(市販のブルーロウ溶液を含んだ湿布など)。
- カプサイシン含有軟膏で疼痛を和らげる。
- かゆみ止めとして、市販の抗ヒスタミン薬、オートミール入浴、カラミンローションを使用。
- 水疱は絶対に潰さない。感染リスクと治癒遅延の原因になる。
- 非ステロイド性抗炎症薬(例:イブプロフェン)で軽度の痛みを緩和。帯状疱疹後神経痛の場合は効果が限定的。
- 重度の疼痛には、医師の管理下でオピオイド系鎮痛薬が処方されることがあります。
