最も反応性が高い石炭粉塵はどれか?
無煙炭粉塵
無煙炭は炭素含有量が高く、光沢のある外観が特徴です。採掘される炭の中で不純物が最も少なく、熱量も最高です。そのため発電所で重宝されます。採掘時に大量のフリーラジカルが発生し、非常に反応性が高いとされます。新しく採掘された無煙炭粉塵は、古い粉塵に比べてフリーラジカル濃度が大幅に高いことが研究で示されています。
瀝青炭粉塵
無煙炭とは異なり、光沢がなく柔らかく、黒色のマットな外観です。ビチューメンというタール様の物質を含み、鋼鉄製造に適していますが、発電にはあまり向きません。瀝青炭の粉塵は無煙炭に比べてフリーラジカルの生成量が低く、反応性は劣ります。
フリーラジカル反応
フリーラジカルの量は、粉塵が人体に及ぼす影響と直結しています。鉱夫の肺に残留した石炭粉塵はフリーラジカルが多く、組織と高い反応性を示します。その結果、肺組織の線維化が進行し、肺が粉塵の貯蔵庫となります。
健康被害
「黒肺病」と総称される疾患には、単純性炭鉱肺炎、進行性大量線維症、慢性気管支炎、肺気腫などがあります。これらはすべて、反応性の高い石炭粉塵への長期曝露が原因です。
