唇のしびれの原因とは?

唇のしびれ(感覚異常)は、しびれやチクチク感などさまざまな異常感覚を指します。アレルギー反応だけでなく、さまざまな疾患や状態が原因となります。本稿では、唇のしびれを引き起こす主な原因を分かりやすく解説します。

過呼吸

過呼吸は不安やストレスで呼吸が速く浅くなる状態です。二酸化炭素が血中から急速に失われるため、手足や唇にしびれやチクチク感が現れます。続くとめまいや筋肉の痙攣(テタニー)を伴うこともあります。

末梢神経障害(末梢ニューロパチー)

感覚神経の損傷は、しびれ、チクチク感、刺すような痛みを引き起こします。多くは足先から始まり、徐々に脚全体へ広がります。夜間に症状が悪化し、睡眠が妨げられることがあります。米国だけで約2,000万人が罹患しており、原因の30%は糖尿病です。

低カルシウム血症(低カルシウム血中濃度)

血中カルシウムが不足すると、テタニーや唇・舌の感覚異常、筋肉のけいれんが起こります。基礎疾患や特定の薬剤が原因になることがあります。血液検査でカルシウム・リン酸濃度を測定し、診断します。

レイノー現象

指や足、鼻、耳などの血管が収縮し、血流が低下することで起こります。血管が痙攣すると、皮膚が白くなったり青紫色になったりし、しびれや痛みを伴います。全身性硬化症や狼瘡(ループス)などの基礎疾患が関与することがあります。唇にも同様のしびれが現れることがあります。

シガテラ中毒

熱帯魚に蓄積されたシガトキシンを摂取することで起こります。食物連鎖を上がるほど毒性が濃縮され、大型のサンゴ礁魚に多く含まれます。主な症状は唇や舌のしびれ、吐き気・嘔吐、めまい、場合によっては幻覚です。米国では20万人未満が罹患したと報告されています。

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