条虫(ちょうちゅう)の概要と感染症
条虫は動物や人間を宿主とする寄生性の蠕虫です。体は節(セグメント)に分かれており、各節は卵を産むことができます。多くの感染者は自覚症状がなく、寄生虫の存在に気付かないことが多いです。
種類
- 豚条虫(トリコロス・ソリディウス)
- 牛条虫(タウル・コーネルシス)
- 矮条虫(ヒトジラミ条虫)
- 魚条虫(ディプスティラ・スパイラ)
最も一般的なヒト感染は矮条虫です。
感染原因
汚染された水、食物、土壌を摂取することで条虫の幼虫や卵が体内に入り感染します。成虫は宿主の糞便中に卵を排出します。
合併症
一部の卵は腸内で孵化し、幼虫となって血流やリンパを介して他の組織や臓器に移動し、嚢胞や病変を形成します。特に豚条虫は侵入性感染の原因となります。
腸内感染の症状
多くの場合症状はありませんが、嘔吐、倦怠感、腹痛、下痢、体重減少などが現れることがあります。
侵入性感染の症状
臓器や組織の損傷により発熱、二次細菌感染、嚢胞性腫瘤が生じます。中枢神経系に感染すると、痙攣、視力障害、頭痛、認知症などの神経症状が出ます。
留意点
成熟した条虫は最大で約15メートル(約50フィート)に成長し、寿命は20年に達することがあります。矮条虫は単一宿主で生活周期を完了します。
