肺虚脱(気胸)の兆候と治療
肺が虚脱(気胸)になると、肺と胸壁の間に空気が入り込み、肺の一部が潰れます。外傷、肺疾患、医療処置、あるいは原因不明の自然発症など、さまざまな要因で起こります。
胸痛
肺虚脱の代表的な症状は胸痛です。深呼吸や体位変換で激しい刺すような痛みが増すことが多く、肩や背中に放散することもあります。胸痛は重篤な疾患のサインでもあるため、必ず医師の診察を受けてください。
息切れ
肺が部分的に潰れるため、肺活量が低下し、息切れを感じます。胸部の圧迫感が伴うこともありますが、症状の強さは虚脱の範囲によって異なります。多くの場合、肺が虚脱した瞬間に息切れが顕在化します。
その他の症状
心拍数の増加やチアノーゼ(皮膚が青紫色になる)も見られます。これらは酸素供給不足が原因です。小さな気胸では症状がほとんど出ないこともありますが、稀なケースです。
診断
医師はまず聴診器で呼吸音を確認し、虚脱した肺では音が聞こえにくいことを確認します。その後、胸部X線やCTなどの画像検査で確定診断を行います。
治療
小さな気胸は自然に再膨張することがありますが、症状が強い場合や大きな虚脱では胸腔ドレナージ(チューブや針による空気除去)を行います。再発が頻繁な場合は、漏れを閉じる手術が検討されます。
