真菌感染症の見分け方と原因・種類の解説

真菌(菌類)による皮膚や内臓の疾患は、真菌が増殖・拡散することで起こります。軽度で自覚症状がないものから、重篤で致命的になるものまで様々です。真菌感染症は「真菌症(ミコーシス)」と呼ばれ、喘息やアレルギーを引き起こすこともあります。

1. 真菌感染症とは

真菌が体内に侵入し増殖することで起こる感染症です。皮膚や粘膜、さらには肺・肝臓・脳などの内部臓器まで影響を及ぼします。

2. 感染の原因

口腔・皮膚・腸管・膣など体の一部には常在真菌が常に存在していますが、通常は細菌との競争で増殖が抑えられています。長期間の抗生物質投与や免疫抑制薬の使用により細菌が減少すると、真菌が増殖しやすくなります。また、免疫不全や糖尿病、温暖で湿度の高い環境も真菌感染を助長します。

3. 真菌感染症の種類

真菌感染は大きく以下の3つに分類されます。

・表在感染(皮膚・毛髪・爪・性器・口腔)

カンジダ症(口腔・性器)、水虫・白癬(リングワーム)などが代表的です。

・皮下感染

稀ですが、傷口から侵入した真菌が皮下組織で増殖する「スポロトリコーシス」などがあります。

・深在感染(内部臓器)

アスペルギルス症、ヒストプラズマ症、クリプトコッカス症、ブラスチョマイコーシスなどがあり、肺から吸入した胞子が血流で全身に拡がります。酵母菌が食道や尿路へ広がるケースもあります。

4. 真菌の概要と診断の重要性

世界には10万種以上の真菌が知られており、その多くは無害か、人間にとって有益です。感染が疑われる場合は、必ず医師の診断を受け、正確な検査で真菌種を特定しましょう。

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