長 QT症候群(ロングQT症候群)の治療法
QT間隔は心臓の下部(心室)の細胞が電気的に興奮し、再び静止状態に戻るまでの時間を示します。この間隔が正常より長くなると「長QT症候群(ロングQT症候群)」と呼ばれます。症状が出ない人もいますが、症状がある場合は不整脈、失神、場合によってはけいれんを起こすことがあります。遺伝的に受け継がれることもあれば、特定の薬剤の副作用で後天的に発症することもあります。
治療のステップ
- 循環器専門医を受診する
心臓専門医が症状を評価し、病歴を確認します。必要に応じて診断テストを指示し、正確な診断を行います。 - 診断検査を受ける
心電図(EKG)でQT間隔を測定し、運動負荷試験や48時間のホルター心電図モニターなどが実施されます。 - 服用中の薬を医師に伝える
利尿剤、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬など、一部の薬剤は長QT症候群を誘発することがあります。 - 薬物治療を行う
β遮断薬が不整脈の抑制に有効です。また、カリウム欠乏が認められた場合はカリウム補充が行われます。 - 医師の指示に従い薬剤を調整する
長QT症候群を引き起こす可能性のある薬剤は中止または代替薬に変更します。 - 必要に応じて手術を検討する
症状が頻繁に出現し、薬物療法が効果を示さない場合は、植込み型除細動器(ICD)やペースメーカーの装着が検討されます。
