膵炎の治療方法

膵炎は膵臓の炎症を指す総称で、膵臓や周囲の血管が腫れ、膵液が膵臓自体を消化し始めることがあります。

治療の基本ステップ

  1. 救急での保存的治療

    まずは静脈からの輸液による蘇生と電解質バランスの厳密な管理を行います。胃を空に保ち消化管を休ませるため、経鼻胃管の挿入が必要になることがあります。

  2. 外科的処置

    壊死した膵組織のドレナージや除去、胃洗浄を行います。膵炎で侵食された大血管は再建や修復が必要です。また、総胆管のドレナージや胆石除去が行われることもあります。

  3. 薬物療法

    胆道性・壊死性膵炎に伴う感染には抗生物質を投与し、培養結果に基づき適切な薬剤へ切り替えます。重症例では疼痛管理が重要で、デメロールやモルヒネ系鎮痛薬が使用されます。

  4. 急性膵炎の経過管理

    初日からの液体補正はコロイドと結晶液の両方で行い、血圧と尿量で適切な水分量を評価します。

  5. 外来フォローアップ

    血中アミラーゼ・リパーゼの測定と定期的な身体検査で再発や合併症の有無をチェックします。

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