足首の脈が感じられなくなった場合、何が考えられますか?
足首の脈が感じられなくなることは、様々な重大な健康問題の初期サインであり、専門医の診察が必要です。特に外傷や急激な足の腫れを伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。足首の脈は内側くるぶし(内側内果)のすぐ後方に位置し、後脛骨動脈が作り出します。この動脈は足へ血液を供給する3本の主要な動脈のひとつで、足の機能と健康にとって欠かせません。
動脈血栓症
血栓(血の塊)や塞栓により下肢への血流が急激に途絶えることがあります。外傷や止血帯の使用が原因となることが多く、特に大腿部の分岐部や膝裏の膝窩三叉点で血栓が形成されやすいです。血流が回復しないと筋肉壊死が起こるため、早急な医療処置が必要です。
動脈疾患(末梢動脈疾患)
下肢の動脈疾患は様々な要因で発症します。血管外科学会によれば、70歳以上の人の3人に1人が末梢動脈疾患(PAD)を抱えており、足の脈が弱くなることがあります。動脈壁の石灰化が主な原因で、コレステロール高、血圧上昇、喫煙、糖尿病などがリスク要因です。診断と治療は医師に相談してください。
外科的処置
動脈の石灰化、外傷、血栓により足への血流が不足すると、外科医は血管バイパス術などで血流を再建します。手術後に以前は感じられた脈が消失することがあります。
低血圧
低血圧(低血圧症)は足首の脈を触れにくくします。脱水、出血、薬剤の副作用などが原因です。めまいを伴うことが多く、特に座位から立ち上がる際に起こります。まずは水分補給で対処し、症状が続く場合は医師の診察を受けてください。
