線維筋痛症の診断とテスト方法

概要

線維筋痛症は、米国人口の約2〜4%が罹患しているとされる、慢性的な疼痛と疲労を特徴とする疾患です。明確な検査法はなく診断が難しいものの、症状や特定の圧痛点の評価により診断が行われます。

事実

線維筋痛症は、体全体に広がる疼痛と倦怠感が主な症状で、腰部上下・左右対称に現れます。原因は不明ですが、化学的変化、感染、外傷、性別・年齢などが関与すると考えられています。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、 多発性硬化症などの炎症性疾患と併発することもあります。

誤解

「精神的な病気である」などの誤解が根強いですが、1991年に正式に疾患として認定され、数百万件の診断例が報告されています。血液検査やX線検査で異常が見られないことが多いものの、実際に生活に大きな支障を来す症状は確実に存在します。

主な症状

診断に特定の検査がないため、医師は症状に基づいて判断します。代表的な症状は以下の通りです。

  • 全身の筋肉痛
  • 軽度から重度の疲労感
  • エネルギー不足、集中力低下、記憶障害
  • 睡眠障害、消化不良、体重増加
  • 極端な温度に対する過敏性、めまい、胸痛、片頭痛
  • 不安・うつ、過活動膀胱など

診断基準

診断には主に2つの条件が必要です。

  1. 少なくとも3か月以上続く広範囲の疼痛があること。
  2. 首、肩、胸、腰、膝、肘などに分布する18か所の圧痛点のうち、11か所以上で異常な圧痛が認められること。

これらの圧痛点は医師が線維筋痛症特有の筋肉感受性を評価するために設定したものです。また、上記の症状全般も診断の重要な要素となります。

留意点

類似した症状を示す疾患が多数存在し、診断が難しいことがあります。リウマチ性疾患や炎症性疾患は血液検査で除外できることが多いです。また、慢性疲労症候群(CFS)との境界は曖昧で、患者の約70%が両方の基準を満たすとされています。

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