子どもの糖尿病の原因とは?
糖尿病は一律の病気ではなく、主に1型と2型に分かれます。1型は最も重症で、2型が最も一般的です。型ごとに原因、症状、治療法が異なります。1型の正確な原因は不明ですが、免疫系が関与していることが分かっています。2型ではインスリンは生成されますが、体内でのインスリンの働きや分泌量に問題があります。
子どもの1型糖尿病の原因
1型糖尿病は、体の免疫システムが膵臓のインスリン産生細胞を攻撃することで発症します。なぜ免疫がこの細胞を攻撃するのかは明らかではありませんが、遺伝的要因やウイルス感染が関与していると考えられています。これらの細胞が破壊されると、適切なインスリンが供給されず、放置すると生命に危険が及びます。
子どもの2型糖尿病の原因
2型糖尿病では、膵臓のインスリン産生細胞は破壊されませんが、インスリンに対する体の反応が低下(インスリン抵抗性)したり、必要な量のインスリンが十分に分泌されなかったりします。その結果、血糖コントロールがうまくいかなくなります。
インスリンの役割
膵臓のβ細胞がインスリンを産生し、食後の血糖(糖)を調整します。インスリンは血流中を巡り、血糖を「見つけ」て細胞に取り込ませる役割を果たします。
インスリンが血糖に結合すると、細胞の膜にある「扉」が開き、血糖が細胞内に取り込まれ、血液中の糖濃度が下がります。
血糖が過剰になると
1型ではインスリンが不足し、2型ではインスリンに対する抵抗性があるため、血中に糖が蓄積しやすくなります。血糖が高い状態が続くと、皮膚のかゆみや感染症、失明、腎不全など深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
未治療の糖尿病がもたらす深刻な合併症
糖尿病が適切に管理されないと、将来的に脳卒中、心筋梗塞、四肢切断といった重篤な合併症のリスクが高まります。
