爪白癬の種類と見分け方

はじめに

爪白癬(爪真菌症)は見た目が悪く、痛みを伴い、最悪の場合は爪が失われることがあります。主に皮膚糸状菌(デュラマトフィト)や酵母(カンジダ)が原因です。適切な治療を行うためには、爪に感染する真菌の種類とそれぞれの症状を正しく見分けることが重要です。

爪白癬の分類

爪に影響を与える真菌感染は大きく4つに分けられます。

  1. 遠位部爪白癬(Distal Subungual Onychomycosis) – 最も一般的なタイプ。
  2. 近位部爪白癬(Proximal Subungular Onychomycosis)
  3. 表在性白爪白癬(White Superficial Onychomycosis)
  4. カンジダ爪感染(Candida Nail Infection) – 手指の爪に多いが、足の爪でも起こります。

1. 遠位部爪白癬の見分け方

原因菌は主に Trichophyton rubrum(皮膚糸状菌)。感染は爪先端と爪の外側・内側の間に広がります。初期症状は爪板が皮膚から離れ、色が白から黄色、緑色へ変化します。進行すると爪板が硬く厚くなり、痛みや爪床からの剥離が見られます。

2. 近位部爪白癬の見分け方

このタイプも Trichophyton rubrum が原因です。爪根元(爪の近位部)付近に白や黄色の変色が現れ、次第に厚くなり崩れやすくなります。最終的に全爪板へと広がります。

3. 表在性白爪白癬の見分け方

原因菌は Trichophyton mentagrophytes。爪の表面に白い粉状の層が付着し、爪板が白く粉砕しやすくなります。初期段階での抗真菌薬治療が最も効果的です。

4. カンジダ爪感染の見分け方

カンジダ属(特に Candida albicans)が原因です。爪板が緑や黄色に変色し、透明感が失われます。爪周囲の皮膚が腫れ、痛みを伴うことがあります。進行すると爪が厚くなり、爪床から剥がれることがあります。

まとめ

それぞれの爪白癬は感染部位や原因菌が異なるため、症状を注意深く観察し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

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