赤ちゃんの口腔カンジダ症(スラッシュ)の兆候と症状
概要
ピッツバーグ小児病院の調査によると、乳児の2〜5%がスラッシュを発症します。早産児や出生後3〜7日で症状が出ることが多く、免疫機能が未熟な新生児は感染しやすいです。
症状
口内や舌にチーズ状の白い斑点が現れ、擦ると出血することがあります。痛みで飲み込みが困難になり、食欲不振や機嫌が悪くなることもあります。おむつのかぶれや臀部の赤い潰瘍、太ももや腹部、男児では陰嚢にも症状が広がることがあります。
原因
カンジダ・アルビカンスという酵母が過剰増殖することで起こります。母親から出産時に感染が伝わることがあり、口内の常在菌がバランスを保てないと発症しやすくなります。免疫低下、慢性疾患、抗生物質やステロイドの使用もリスクを高めます。
治療法
口腔内にはニスタチン液などの局所抗真菌薬を綿棒で塗布します。必要に応じて経口抗真菌薬や、スラッシュによるおむつかぶれには抗真菌クリームを使用します。哺乳瓶の乳首やおしゃぶりは毎日熱湯で消毒し、1時間以上放置しないようにしましょう。おむつは頻繁に交換し、1日数回は15分程度空気にさらして乾燥させます。抗生物質使用時は口内を水ですすぐと酵母の増殖を抑えられます。
注意点
母乳育児中に母親と赤ちゃんが相互に感染することがあります。乳頭に赤みや痛みが出たら、医師の処方した抗真菌薬で治療し、授乳は続けても構いません。ただし、感染が治まるまで適切に対策を行い、再感染を防ぎましょう。
