肝硬変の診断方法とチェックポイント
肝硬変は、さまざまな慢性肝疾患の最終段階です。「cirrhosis(サイロシス)」はギリシャ語で「黄色」を意味し、死体解剖時に見られる黄変した肝臓に由来します。肝細胞が徐々に線維化し、異常な結節を形成する過程が特徴です。肝機能の状態と症状の関係は必ずしも一致しません。
診断の流れ
- 早期発見は偶然に
肝硬変は初期段階では症状がほとんどなく、検査や他の疾患の診断時に偶然見つかることが多いです。
- 肝機能低下に伴う症状
肝臓が線維化し、正常細胞が瘢痕組織に置き換わると、腹痛、倦怠感、食欲不振、吐き気、体重減少などが現れます。また、皮膚に蜘蛛状血管腫が出ることもあります。
- 身体診察で確認できる合併症
出血傾向、あざができやすい、むくみ、胆石、かゆみ、黄疸などが見られます。
- 血液検査での所見
薬物代謝の低下、血中毒素濃度の上昇、門脈圧亢進などが検出されます。また、2型糖尿病や肝細胞癌のリスクが高まります。
- 診断の確定
症状、身体診察、血液検査の総合評価で診断します。必要に応じて肝生検を行い、組織学的に線維化や結節の有無を確認しますが、日常的に行うことは少ないです。
