多発性硬化症に似た神経症状とは
未認識の初期症状
- しびれや感覚異常(針刺し感)が最初に現れます。
- バランス感覚の低下は耳の感染症や内耳障害、アルコール離脱などでも起こり、診断が難しいです。
- 視神経炎は視力がぼやけたり二重になる症状で、多発性硬化症の重要な手がかりです。
神経症状の原因
- 脳内の神経線維はミエリンという保護鞘で覆われています。
- ミエリンが損傷・脱落すると、信号伝達が障害され、しびれや視覚障害などの症状が出ます。
- MRIでは白色の斑点(病変)として映り、病変部位が症状の部位と対応します。
神経症状と診断
- 多発性硬化症の正確な原因は不明で、地理的要因、喫煙、遺伝子などが関与すると考えられています。
- ワクチンは大規模な研究で除外されています。
- 自己免疫疾患とみなされ、類似した疾患(線維筋痛症、慢性疲労症候群、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ等)と区別する必要があります。
- 時間経過とともに筋痙攣、温度感受性、倦怠感、認知機能の変化、言語・嚥下障害、震え、歩行困難、痙縮などが現れ、診断が確定します。
多発性硬化症の主なタイプ
- 患者の約90%が再発寛解型(RRMS)で、症状の再発と寛解が交互に起こります。
- 長期治療後に二次進行型(SPMS)へ移行し、治療効果が低下します。
- 一次進行型(PPMS)は40歳以上の約12%に見られ、進行が速く治療が難しいです。
- 進行再発型(PRMS)は稀で、再発が散発的に起こり回復がほとんどありません。
進行型の特徴
- 診断年齢や再発からの回復程度が進行速度に影響します。
- 一次進行型は主に神経変性が進行し、二次進行型は炎症が減少しつつ神経が退化します。