多発性硬化症(MS)の症状と治療法
多発性硬化症(MS)は、免疫系が神経の保護層であるミエリン鞘を侵食し、神経が劣化して脳と体の情報伝達が障害される病気です。
症状
- 疲労感、めまい、四肢の脱力やしびれ(通常は体の片側だけ)
- 震え、協調運動障害やバランス感覚の低下
- チクチクしたり、電気ショックのような感覚
- 二重視やぼやけた視界、視力低下や失明(片眼ずつ)で、眼の痛みを伴うこともある
理学療法
理学療法は多発性硬化症の治療に欠かせません。ストレッチや筋力強化エクササイズにより、筋力低下や運動症状の改善を目指します。
ステロイド薬(コルチコステロイド)
抗炎症作用のあるステロイド薬は重要な治療手段です。メチルプレドニゾロンやプレドニゾロンがよく使用されます。
その他の薬剤
インターフェロン製剤は病状の進行を遅らせる目的で使用されます。グラチラマー、ナタリズマブ、ミトキサントロンなどは、免疫系の異常な攻撃を抑える効果があります。
血漿交換(プラスマフェレーシス)
血漿交換は血液から血漿を分離する手法で、ステロイド薬が効果を示さない重症例の症状軽減に用いられます。
