二次進行型多発性硬化症(SPMS)の治療法は?
二次進行型多発性硬化症(SPMS)は、MSの4つの病態のひとつです。現在根治療法はありませんが、2010年時点で承認されている薬剤は、神経を保護するミエリン鞘の損傷による障害の進行を遅らせる効果があります。
インターフェロン
- β-1a(Avonex、Rebif)とβ-1b(Betaseron、Extavia)の2種類があります。投与頻度は製品により異なり、週1回から数回まであります。皮下または筋肉への自己注射で行います。
グラチラマー(カパゾン)
- 皮下に毎日自己注射します。副作用は比較的軽く、注射部位の発疹や赤み、腫れが報告されています。
ミトキサントロン
- もともとがん治療に使用された薬剤で、SPMSに対して唯一承認された薬です。医療従事者が静脈内投与し、3か月に1回、2〜3年で8〜12回が上限です。
ナタリズマブ(ティサブリ)
- 4週間ごとに静脈内投与します。重篤な副作用として進行性多巣性白質脳症(PML)のリスクがあるため、FDAは「TOUCH」プログラムによる安全管理を義務付けています。
ステロイド
- 炎症による急性増悪時に、症状の重さと期間を短縮するために使用します。経口プレドニゾンなどの錠剤で自己投与することが多いですが、重症例では静脈内投与(ソルメドロール、デカドロン)を行います。
