小児多発性硬化症(MS)治療薬の概要

概要

多発性硬化症(MS)は成人の病気と考えられがちですが、子どもにも診断されることがあります。推定では、18歳未満の子どもで約1万人がMSと診断され、さらに約1万5千人が何らかの症状を示しています。

治療薬に関する留意点

  • 米国多発性硬化症協会(National Multiple Sclerosis Society)によれば、FDAが成人向けに承認した多くの治療薬は子どもでも安全性が高く、耐容性が良好で効果が期待できるとされています。ただし、実際の有効性を確認するための臨床試験はまだ必要です。

承認薬の概要

  • FDAは再発型MSの治療に対し、現在6種類の疾患修飾薬(DMT)を承認しています。これらの薬剤は患者ごとに効果が異なるため、個別の評価が重要です。

効果と限界

  • 現在のところ、MSを根本的に治す薬はありません。また、一次進行型MS(primary progressive MS)に対しては、承認された薬剤は存在しません。

薬剤の分類

  • MS治療薬は大きく2つに分かれます。

    • インターフェロンやグラチラミン酢酸、ナタリズマブなどの免疫調節薬
    • ミトキサントロンなどの免疫抑制薬

投与方法

  • インターフェロンとグラチラミン酢酸は自己注射で投与します。ナタリズマブとミトキサントロンは静脈内注入(IV)で投与されます。

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