多発性硬化症(MS)の最も一般的な症状とは
多発性硬化症(MS)とは
多発性硬化症は中枢神経系に影響を及ぼす慢性疾患です。患者の神経細胞を覆う絶縁体(ミエリン)が炎症を起こし、損傷します。その結果、電気信号の伝達が妨げられ、様々な症状が現れます。
最も一般的な症状
MSと診断される前に最もよく報告されるのは、足の上部などに現れるしびれやチクチク感(感覚異常)です。これはミエリン鞘の障害に直接起因する一次症状です。
その他の症状
病状が進行すると、約80%の患者が日常生活に支障を来すほどの疲労感を訴えます。その他、バランスや協調性の低下、歩行障害、膀胱機能障害、視力低下、めまい、筋緊張亢進、感情の変化、眩暈、性機能障害、疼痛、認知機能障害、うつなどが見られます。
発症年齢と経過
症状は主に20歳から40歳の間に現れます。進行速度は人により異なり、急速に悪化するケースもあれば、緩やかに進行し、一時的に症状が消失して再発することもあります。50歳以上で発症した場合、歩行障害が主症状となり、二次的な症状は比較的少ない傾向があります。
注意すべき点
MSの症状はビタミンB12欠乏症、糖尿病、椎間板ヘルニア、動脈硬化など他の疾患でも見られます。持続的に症状がある場合は、正確な診断のために医師の受診をおすすめします。
