ガラント反射の評価方法と注意点
概要
ガラント反射は新生児期に見られる自律的な筋反応で、刺激に対して体幹が側方に屈曲します。通常は生後3〜6か月で自然に消失しますが、残存すると神経系の異常を示唆する可能性があります。反射が出ない場合も、別の神経障害のサインとなり得ます。複数の原始反射を総合的に評価することで、追加検査の必要性を判断します。
テスト手順
① 赤ちゃんの姿勢を整える
ベッドや柔らかい面から数インチ上げ、片手で腹部または胸部と首を支え、背中を自分側に向けます。手足が床に触れないようにし、背中や脚が自由に動かせる状態にします。早産児でも同様に実施可能です。② 脊柱を軽く撫でる
赤ちゃんの背骨に沿って、頭側(頭部)から腰側へ向かって軽く撫でます。特別な器具は不要で、赤ちゃんに害はありません。③ 反応を観察する
刺激された側に対して、臀部や体幹が屈曲し、股関節が曲がる様子が見られれば陽性反応です。高リスク乳児ではこの反射の有無が脳性麻痺など早期診断の手がかりとなります。
