足首・足の問題に対する装具の種類
足首足部装具(AFO)は、筋力低下のある子どもや大人の足首関節の動きを制御または制限するために使用されます。成人での主な使用目的は、脳卒中や変性筋疾患による機能的な筋力低下の改善です。小児では先天性変形や筋力低下の矯正・機能向上に利用されます。AFO には主に「固定型(ソリッド)」「ヒンジ型(関節型)」「スパイラル型」の3種類があります。
固定型 AFO(ソリッド)
足とすねの後面を一体成形したプラスチック製で、足首関節は90度(中立位)に固定されます。歩行時のスイング期に足先が地面に引っかかるのを防ぎ、安定した歩行をサポートします。ただし足首の可動域が完全に制限されるため、歩容に異常が生じやすく、身長が190cm以上、または体重が110kg以上の方には安定性が不足することがあります。
ヒンジ型 AFO(関節型)
足首関節にヒンジが組み込まれた二部構造で、背屈(背屈)と底屈の動きを許容しつつ足は固定します。比較的自然な歩行パターンを維持できる点が利点です。一方、ヒンジを効果的に利用するには足首周辺のある程度の筋力が必要です。
スパイラル型 AFO
足底を覆い、すねの前面まで螺旋状に巻き付ける形状の装具です。足首関節の動きを部分的に制限し、柔軟性と感覚フィードバックを提供します。そのため、感覚情報が歩行に重要な患者さんに適しています。しかし、製作が難しく、調整も手間がかかります。
