パーキンソン病に関連する睡眠障害

パーキンソン病患者の約60〜90%が睡眠障害を経験すると、ノースウェスタン大学のパーキンソン病・運動障害センターが報告しています。薬剤の副作用や病態自体が睡眠に影響を与えることがあります。

主な睡眠障害

  • REM睡眠行動障害(RBD):睡眠中に夢を実際に演じてしまい、寝ている間に身体が動く状態です。
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA):睡眠中に気道が閉塞し、呼吸が途切れることで睡眠が断片化します。

症状例

  • 日中の過度な眠気やうとうと感(不眠症の一部として現れることがあります)

医療的治療法

  • 夜間にドパミン作動薬などの抗パーキンソン薬を追加投与し、睡眠を促す。
  • 市販の睡眠薬(例:ジフェンヒドラミン)を併用することもありますが、医師の指示が必要です。

補助デバイス

  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群には、マスクとCPAP(持続的気道陽圧)装置を使用して気道を開き、睡眠の質を向上させます。

予防・対策

  • 就寝前の過度な水分摂取を控える。
  • 夜間のカフェインや刺激物の摂取を避ける。
  • 毎日同じ時間に就寝・起床し、規則正しい生活リズムを保つ。
  • 日中の適度な運動は、夜間の睡眠の質を高めます。