馬尾症候群
馬尾症候群は、脊髄管の下部が狭くなり、脊髄以下の神経根が圧迫される状態です。放置すると足の麻痺や排尿・排便障害を引き起こす可能性があります。多くの場合、外科的減圧手術で治療し、重篤な合併症を防ぎます。
原因
- 外傷(脊髄への外傷)
- 腫瘍や病変
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄
- 炎症
- 感染症
症状
- 下部腰部の疼痛
- 下肢の筋力低下・感覚障害
- 鼠径部のしびれ
- 臀部から大腿・脚にかけての放散痛
- 排尿・排便コントロールの低下
診断
症状の評価と身体診察に加えて、画像診断が必須です。診察では筋力、反射、感覚を確認し、X線やMRIで神経根圧迫の有無を確認します。
治療
原因に応じた治療が行われます。
- 感染や炎症が原因の場合は、抗生物質や抗炎症薬で対処。
- 外傷や急性圧迫の場合は、緊急減圧手術が必要。
- 腫瘍が原因の場合は、化学療法や放射線療法で腫瘍サイズを縮小。
予後
予後は圧迫の期間と重症度に左右されます。早期に圧迫が解除されれば多くの患者が完全回復しますが、重度の損傷では回復が不完全になることもあります。手術後の回復は数週間から数年かかることがあります。
