本態性振戦の主な症状とは?

部位

本態性振戦は主に上半身に現れます。最も一般的なのは腕ですが、頭部や首、声にも振戦が出ることがあります。特に手の振戦は顕著で、水を飲むといった簡単な動作でも症状が目立ちます。

原因

本態性振戦の多くは遺伝子変異、いわゆる「家族性振戦」に起因すると考えられています。遺伝子変異を持たない患者の原因は不明です。以前は他の疾患が原因と考えられていましたが、現在はそうではないことが分かっています。

症状

本態性振戦はまず手にゆっくりと現れ、使用時に振戦が強くなります。頭部に広がると首を揺らすような動きや頭部の振動が見られます。ストレス、疲労、極端な温度、カフェインなどの内外の要因で症状が悪化することがあります(Mayo Clinic)。

治療法

医師はベータ遮断薬、抗痙攣薬、鎮静剤などを処方して振戦を軽減しようとします。また、ボツリヌス毒素A(ボトックス)注射も用いられ、筋肉を麻痺させて最大約3か月間効果が持続します。リハビリテーションや各種療法もあります。重度の場合は、振戦の原因となる脳の部位を手術で修正することも検討されます。

留意点

本態性振戦はパーキンソン病とは異なりますが、パーキンソン病の発症リスクを高める可能性があると報告されています(Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry)。区別のポイントは振戦が最も強くなる状況です。本態性振戦は使用時に手が揺れ、パーキンソン病は安静時に手が揺れる傾向があります。

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