坐骨神経痛の治療と手のしびれ
坐骨神経痛は、ヘルニアや膨らんだ椎間板、背部の炎症や脊髄神経の圧迫などさまざまな原因で起こります。Mayo Clinic の「Sciatica」記事によると、痛みはお尻から脚、ふくらはぎへと走り、時に足やつま先のしびれを伴います。一方、手のしびれは坐骨神経痛の典型的な症状ではなく、主に手根管症候群や尺骨神経の圧迫が原因です。両方の症状に共通する基本的な対処法は、安静、氷・温熱療法、鎮痛・抗炎症薬、適切なエクササイズです。
坐骨神経痛の治療
坐骨神経痛と手のしびれは別々の神経が関与するため、治療も別々に行うことが一般的です。まずは下部背部を休め、ランニングやジムでのトレーニング、スポーツなどの激しい活動を一時的に中止します。必要に応じてバックブレースを使用し、背骨をサポートします。
発症後 48〜72 時間は氷で患部を冷やし、炎症・腫れ・痛みを抑えます。その後は温熱パッドで血流を促進し、酸素や栄養素を供給して回復を助けます。
イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用すると、痛みや炎症、足やつま先のしびれの軽減に効果があります。
手のしびれの治療
坐骨神経痛の治療中に手のしびれが自然に軽減すれば、別途治療は不要な場合もありますが、これは稀なケースです。多くの場合、手のしびれにも安静・固定・氷・温熱・抗炎症薬が必要です。
手首や手を固定するサポーターを装着し、尺骨神経への刺激を防ぎます。氷で 20〜30 分を 3〜4 時間ごとに当て、数日後に温熱パッドやぬるめの湯に 20〜30 分浸すと血行が改善されます。坐骨神経痛で服用しているイブプロフェンは、手の痛みやしびれの緩和にも役立ちます。
背部と手のエクササイズ
炎症が落ち着いたら、以下のエクササイズで症状の改善を図ります。
- 背部エクササイズ:仰向けに寝て膝を立て、両足を床に置く。下背部を床にしっかり押し付け、2〜5 秒キープしてリラックス。これを 10 回繰り返す。
- 膝を胸に引き寄せるエクササイズ:両膝を胸に抱え込み、同様に 2〜5 秒保持し 10 回実施。
- 手のエクササイズ:腕を前に伸ばし手のひらを上に向け、手をできるだけ下に伸ばす。15〜30 秒キープし 3 回。さらに手を前腕側に曲げ、左右それぞれ 30 秒程度保持する。
詳細なエクササイズは、信頼できるリハビリテーション資料をご参照ください。
