三叉神経痛の治療法

症状

米国神経外科医協会によると、三叉神経痛は顔と顎に激しい刺すような痛みが出る疾患です。通常は片側の顔面に限られ、鼻や眼の上部にまで広がることがあります。痛みは断続的に現れ、歯磨き・飲食・シェービングなどの日常動作で悪化しやすいです。

薬物療法

まずは抗痙攣薬で痛みを抑えるのが一般的です。代表的な薬剤はフェニトイン、カルバマゼピン、オキスカルバゼピン、ガバペンチンなどです。場合によってはバクロフェンという筋弛緩剤を併用することもあります。薬の効果が薄れた場合は、医師が別の薬に変更したり用量を調整します。多くの患者はこの薬物療法だけで十分な緩和が得られ、手術は不要です。

アルコール注射

症状が薬で十分に抑えられない場合、患部近くの三叉神経にアルコールを注射して一時的に感覚を麻痺させることがあります。効果は一時的で、痛みが再発すれば再度注射が必要になることがあります。

外科的治療

薬物や注射で痛みがコントロールできない場合は手術が検討されます。主な手術法は以下の通りです。

血管減圧術(MVD)

耳の後ろに切開を入れ、頭蓋骨に小さな孔を開けて三叉神経を露出します。神経を圧迫している血管があれば、血管を移動させて神経と間にパッドを入れます。血管がなければ、神経を部分的に切断して痛み信号を遮断することもあります。

経皮的グリセロール根切除術

顔面から針を挿入し、頭蓋底の三叉神経分岐部に到達させます。そこで滅菌グリセロールを注入し、神経組織を徐々に破壊して痛み伝達を抑制します。

その他にも、射出式ラジオ波凝固やレーザー減圧など、さまざまな手術オプションがあります。詳細は担当外科医にご相談ください。

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