脳性麻痺の子どもにおけるシリアルキャスティング後のバランス問題
脳性麻痺(CP)は、身体の動きや筋肉の協調に影響を及ぼす神経障害です。治療法は多数ありますが、シリアルキャスティングは関節の可動域を改善する代表的な手法です。
シリアルキャスティングとは
医療従事者が、可動域が制限された関節をプラスターで固定し、通常は1週間ごとにキャストを交換します。目的は関節の柔軟性を徐々に向上させることです。
副作用:バランスの問題
新たに得られた可動域を子どもが十分に制御できないため、キャスティング後にバランスが不安定になることがあります。
キャスティング後の調整
バランス障害を防ぐために、装具(ブレースやスプリント)を使用することが推奨されます。装具は足元や体幹の安定性を補い、日常生活での転倒リスクを低減します。
目標設定
理学療法士は、子どもと保護者と協力し、どの程度の柔軟性向上を目指すか具体的な目標を設定します。その際、バランス問題が起きない範囲での伸展量を見極めます。
留意点
シリアルキャスティングは主に小児に適用されますが、思春期の子どもは体重が増えるため、キャスティング後のバランス障害リスクが高くなります。適切なフォローアップと装具の調整が重要です。
