パーキンソン病の初期症状とは

パーキンソン病は、脳の特定部位の神経細胞が減少し、神経伝達物質であるドーパミンが不足することで起こる神経疾患です。ドーパミンは運動や運動技能の調整に関わっているため、減少すると運動機能が障害されます。これがパーキンソン病の初期症状であり、病状が進行するにつれて症状は悪化します。

震え(安静時振戦)

病初期の多くの患者は、手や足に小さな震えを感じます。主に安静時、筋肉がリラックスしているときに顕著で、これを「安静時振戦」と呼びます。動かしていると震えは目立たなくなりますが、病気が進むと徐々に他の部位にも広がります。

動作の遅さ(ブラディキネジア)

動作が鈍くなるのも初期の特徴です。歩行が遅くなったり、動きが止まってしまう「凍結」状態になることがあります。動きが再び可能になるまで数秒から数十秒かかることがあります。

バランスと協調性の低下

初期段階で協調運動やバランス感覚が低下し、歩行中につまずきやすくなります。急な方向転換や素早い動作が困難になり、転倒のリスクが高まります。

筋肉の硬直(筋強直)

筋肉が常に緊張した状態になり、柔軟性が失われます。通常は筋肉が収縮と弛緩を繰り返しますが、パーキンソン病患者は対象の筋肉が常に緊張したままで、可動域が狭くなり、痛みや痙攣を伴うことがあります。

その他の症状

二次的な運動機能障害として、疲労感が強くなることがあります。眠気が強く、運転中に突然眠ってしまう危険があります。また、姿勢の崩れ、嚥下障害、性機能障害、言語障害(口ごもりや発音不良)なども初期に見られることがあります。

神経障害 - 関連記事