失語症の症状を見分けるポイント

失語症の症状を見分けるポイント

失語症は脳卒中、腫瘍、感染、外傷などにより脳が損傷した結果生じる言語障害です。発話・理解・読字・書字にさまざまな困難が現れます。

チェックすべきサイン

  1. 語彙検索の困難(失語)
    言いたい言葉が思い出せず、代わりに「暖かくしてくれるもの」など説明的に話すことがあります。
  2. 誤語(パラフレーズ)
    正しい語の代わりに似た音や意味の言葉を使います。例: "elevator" を "evelator" と言う、"テレビを見る" を "ラジオを見る" と言うなど。
  3. 新語的パラフレーズ(ネオロジズム)
    実在しない言葉や意味不明な語が出てくることがあります。
  4. ジェスチャーや指差しで補う
    言葉が出てこないときに、指で示したり「ここに付けるものです」と説明することがあります。
  5. 文法の欠如(アグラマティズム)
    名詞と動詞はあるが、助詞や冠詞が抜け落ちた短く切れた文になることがあります。例: "Man ... door"("ドアに人がいる" のように)
  6. 意味のない長文(ジャーゴン)
    実際の単語は使われているが、意味が通らない長い語列が続くことがあります。
  7. 聞き取り・読解の困難
    長い文や速い話、文字情報の理解が難しくなることがあります。黙読や音読でも意味が取りにくくなる場合があります。
  8. 書字の変化
    書く際に話し言葉と同様のエラーが現れます。脳卒中後の手の筋力低下と混同しないよう注意が必要です。
  9. 支援情報の活用
    国立失語症協会(National Aphasia Association)などのウェブサイトで症状の詳細や支援グループ、最新の資料を入手できます。

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