脂肪細胞とは何か?

脂肪細胞の重要性

脂肪細胞(アディポサイト)は、エネルギーの貯蔵庫として食事から得た脂肪酸を蓄え、体温維持や脳・他臓器への血流供給に寄与します。また、代謝過程で必要な栄養素も供給します。過度な食事制限は子どもの発育に必要な脂肪が不足し、成長不良症候群(Failure to Thrive)を引き起こす可能性があります。

脂肪細胞の種類

脂肪細胞は大きく分けて白色脂肪組織と褐色脂肪組織の2種類があります。白色脂肪は皮下や筋肉間、体腔に分布し、褐色脂肪は主に臓器周囲に存在します。

白色脂肪組織

白色脂肪は熱伝導が低く、体の断熱材として機能します。さらに、脂質代謝やインスリン感受性、血圧調整に関わるホルモン(アディポカイン)を分泌し、肥満や動脈硬化との関連が指摘されています。

褐色脂肪組織

褐色脂肪は子どもに多く、加齢とともに減少します。心臓や腎臓などの臓器周囲に豊富な血流を持ち、熱産生(サーモジェネシス)によりカロリーを燃焼します。研究では肥満治療への応用が期待されています。

脂肪細胞の数

かつては体重増加で脂肪細胞数が増えると考えられていましたが、カーボン14年代測定に基づく研究により、脂肪細胞の増殖は思春期までに止まることが分かっています。体重が増減しても脂肪細胞のサイズは変わりますが、数はほぼ一定です。

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