慢性疼痛患者におけるうつ・不安・ストレス尺度(DASS)の概要

概要

DASS(Depression Anxiety Stress Scales)は、うつ、 不安、 ストレスの重症度を測定する自己評価尺度です。慢性疼痛患者はこれらの感情障害を併発しやすく、DASSは臨床現場で広く利用されています。

構成

DASSは全42項目からなり、各項目は「まったく当てはまらない」から「非常に頻繁に当てはまる」までの4段階(0〜3)で評価します。項目は否定的な感情や感覚(価値のなさ、絶望感など)に焦点を当てています。

実施時間

特定の時間枠は設けられていませんが、通常5〜10分で完了できます。

下位尺度

DASSは3つの下位尺度(うつ、 不安、 ストレス)に分かれ、各尺度は14項目で構成されています。

うつ尺度

高得点者は、やる気の低下、絶望感、喜びの欠如、悲観的な思考、生活に価値を感じないなどの特徴が見られます。

不安尺度

高得点者は、パニック感、震えや不安定さ、息切れ、心拍数の増加、手のひらの発汗、制御不能への恐怖などの身体的・心理的症状が現れます。

ストレス尺度

高得点者は、緊張感が強く、リラックスできず、イライラしやすく、驚きやすく、神経質で、我慢できず、フラストレーションを感じやすい傾向があります。

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