一酸化炭素中毒の影響と対策

一酸化炭素は無色・無臭の極めて有毒なガスです。低濃度に曝露されると、めまい、頭痛、錯乱、吐き気、倦怠感などの軽い症状が現れ、心疾患を持つ人は胸痛を訴えることがあります。これらの症状はインフルエンザと誤診されがちです。中濃度になると視力障害や狭心症、脳機能低下が起こり、濃度が高い場合は致死に至ります。

警告

一酸化炭素は目に見えず、匂いもないため、存在に気付かないうちに致命的な中毒を引き起こすことがあります。EPA(米国環境保護庁)によると、高濃度に急性に曝露されると血中でカルボキシヘモグロビンが生成され、酸素の取り込みが阻害されます。一酸化炭素は酸素より速く赤血球のヘモグロビンに結合し、酸素が結合できなくなるため、心臓や脳、その他の組織への酸素供給が著しく低下します。

主な発生源

  • 車をガレージ内でアイドリングさせること(ドアを開けていても危険)
  • ガスオーブンやガスストーブ、木材ストーブなどを室内暖房に使用すること
  • 炭火グリル、ガス乾燥機、ガス給湯器、燃料式暖房機など

予防策

各階に一酸化炭素警報器を設置することが重要です。米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、住宅の階数ごとに少なくとも1台の警報器を設置することを推奨しています。警報器がなければ、一酸化炭素の存在を検知する手段はありません。

統計データ

米国では毎年400人以上が一酸化炭素中毒で死亡し、2万人以上が救急外来を受診、4千人が入院しています(CDC)。

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