食品に生えるカビを摂取した際の症状
空気中の真菌胞子が湿った食品に付着し、繁殖するとカビが発生します。ほとんどの食品はカビが生えると食べられなくなりますが、ハードチーズなど一部例外を除き、摂取は安全ではありません。カビを摂取すると多くの場合は軽い胃腸不調程度ですが、体質により重篤な症状が現れることもあります。
消化器系の反応
- 胃酸は多くの細菌や真菌を分解しますが、時に食中毒に似た症状が出ることがあります。下痢、腹痛、ガスが溜まる感覚、胸焼け様の灼熱感などが報告されています。急性の吐き気は数時間で自然に治まり、市販の制吐薬や家庭療法で対処できます。
アレルギー反応
- カビに対するアレルギーを持つ人は、喘息様の咳や息切れ、鼻詰まり・目のかゆみ・くしゃみ・頭痛などの季節性アレルギー症状が現れます。また、皮膚のかゆみや発疹、首元の膿瘍などが出ることもあり、重症化するとアナフィラキシーショックにつながる恐れがあります。
重篤な反応
- 免疫が低下している人(例:全身性エリテマトーデス、HIV/AIDS患者)や高齢者・小児は、カビ摂取に対して重いアレルギー反応を起こしやすいです。重度の呼吸困難、ショック、蕁麻疹に加えて、意識混濁、めまい、ふらつき、言語障害といった神経症状が現れることがあります。繰り返し摂取するとアナフィラキシーを起こし、最悪の場合は死亡に至ります。疑いがある場合は速やかに医療機関を受診してください。
