シナモンオイル中毒の症状と対処法

シナモンオイルは農薬や香料、食品のフレーバーなど多用途に利用されていますが、濃縮された形で摂取・吸入・皮膚に接触すると有害な副作用を引き起こすことがあります。米国毒物管理センター(AAPCC)の報告では、2008年に500件以上のシナモン中毒が報告され、症状は軽度から中等度まで様々です。

皮膚・口腔の刺激

濃縮シナモンオイルを皮膚に直接塗布すると、温感や赤み、膨疹(じんま疹)が生じることがあります。対処法は石鹸と水で十分に洗い流すことです。作業時は長袖・長ズボン・靴下・安全靴、化学薬品用手袋の着用が推奨されます。

口から摂取した場合は、舌や口内の潰瘍、唇の腫れ、焼けるような痛みが現れます。症状が続く場合は、食事からシナモンを除去することで改善します。

心拍数の上昇

シナモンオイル中毒は心血管系に影響し、安静時でも心拍数が100回/分を超えることがあります。場合によっては1分間に400回に達することもあり、動悸や胸の圧迫感を伴います。

呼吸困難とめまい

過剰なシナモンオイルは呼吸器を刺激し、肺の収縮を引き起こします。その結果、息切れや過呼吸が起こり、酸素不足に伴うめまいや二重視が生じます。

顔面紅潮

大量に摂取すると血流が増加し、顔面が赤くなると同時に暖かさを感じます。

吐き気・嘔吐・下痢

濃縮シナモンオイルの摂取は消化器系に刺激を与え、嘔吐、下痢、吐き気が現れます。口や胸、胃、直腸部に焼けるような痛みを伴うことがあります。

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