女性への放射線影響とリスク

放射線被曝

放射線は医療でのX線検査やがん治療で主に被曝します。日常の電子レンジや携帯電話も微量の放射線を放出しますが、健康への影響はほとんどありません。核戦争などによる大量被曝は例外で、深刻な影響をもたらします。

体への影響

放射線は体内の原子結合を破壊・変化させます。X線や放射線療法では特定部位にビームを集中させ、細胞を死滅させたり変異させたりします。細胞が死滅すれば火傷や放射線症、視覚障害が起こります。一方、DNAが変異すれば確率的(stochastic)な影響が生じ、卵巣や卵子へのダメージが起こり、将来的な不妊リスクが高まります。

放射線の危険性

核爆発などでの大量被曝は深刻です。広島・長崎の生存者調査では、爆心地に近いほど白血病や乳がんの発症率が高いことが分かっています。医療での被曝量ははるかに小さく、がんになるリスクは極めて低いです。すべての被曝には確率的影響のリスクがあり、発症は長期間後になることもあります。20 rad(0.2 Gy)未満では直接的な健康影響は検出しにくく、200 rad(2 Gy)で明確な障害が見られ、300 rad(3 Gy)では生命を脅かす可能性があります。

妊娠中の放射線

妊娠中にX線やフルオロスコピーなどの放射線治療を受けた場合、胎児にも微量の放射線が届きますが、通常は約5 rad(0.05 Gy)程度で、実質的な障害は起きにくいです。健康影響が出るには最低でも20 rad(0.2 Gy)以上の線量が必要です。

核攻撃などで大量被曝した場合、妊娠初期の胎児は死亡リスクが高く、妊娠が進行した場合は先天性欠損、脳障害、後年のがんリスクが増大します。

性機能への影響

乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、子宮がんなどに対する放射線治療を受けた女性は、がん自体や治療に伴う心理的ストレスに加え、骨盤への直接的な放射線が性欲低下や更年期様症状、性交時の痛みを引き起こすことがあります。影響の程度は被曝量に依存し、男性と同様に高線量であれば重篤な症状が現れます。

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