バリウム炭酸塩は有毒、バリウム硫酸塩は安全な理由とは?

バリウム炭酸塩が有毒な理由

バリウム炭酸塩は水に非常に溶けやすく、体内に容易に吸収されます。吸収されたバリウムイオンは細胞内でカルシウムイオンの結合部位を奪い取り、細胞の正常な機能を阻害します。その結果、筋肉の脱力や麻痺、最悪の場合は致死に至ることがあります。


バリウム硫酸塩が比較的安全な理由

バリウム硫酸塩は水にほとんど溶けません。そのため体内への吸収が極めて少なく、毒性が低く抑えられます。

この低溶解性を利用して、バリウム硫酸塩は医療用造影剤として広く使用されています。X線を遮断し、消化管や血管の内部構造を鮮明に映し出すことができるため、画像診断に不可欠な素材です。

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