アルコール中毒の症状と対処法
概要
アルコール中毒は、短時間で大量のアルコールを摂取した結果生じる危険な状態です。高濃度のアルコールは体に極めて有毒で、脳障害や死亡を引き起こす可能性があります。米国では年間約5万件のアルコール中毒が報告され、週に1件程度の死亡があるとされています。
主な症状
アルコール中毒の初期症状は、酔いが極度に進んだ状態で、言葉がもつれる、協調運動が困難、強いアルコール臭がするなどです。混乱し、会話ができないこともあります。さらに以下の症状が現れることがあります。
・制御できない嘔吐
・けいれん
・呼吸が極端に遅く不規則
・意識消失から昏睡へ
・皮膚が青白くなる、または青みがかかる
・低体温
なぜ危険なのか
アルコールは中枢神経系抑制剤です。過剰摂取により呼吸抑制が進み、脳への酸素供給が不足します。結果として呼吸や心拍を制御する神経系が停止し、死に至ります。
リスクが高い人
飲酒経験の少ない人はアルコール中毒になりやすいです。耐性が低く、一度に大量に飲むペースを調整できません。特に10代から20代前半の若者は大量飲酒(ビング飲酒)を行うことが多く、リスクが高まります。
注意すべき点
アルコール中毒は意識を失ってから死に至ります。「酔って寝る」ことと「アルコールで倒れる」ことは異なります。倒れた人を放置して「寝かせておく」だけは危険です。血中アルコール濃度は意識がなくなった後も上昇し続け、致死的になることがあります。
対処方法
迷ったらすぐに救急に連絡しましょう。意識がない場合は直ちに 119(米国では 911)へ電話します。意識がある場合は中毒情報センター(例:米国 800-222-1222)へ連絡し、専門家の指示を仰いでください。必要に応じて速やかに病院へ搬送します。
