フロン22への曝露がもたらす影響と対策

フロン22とは

フロン22(クロロジフルオロメタン、HCFC‑22、Dymel 22)は、かつてヒートポンプや空調システムの冷媒として広く使用されていました。しかし、オゾン層を破壊する能力があるため、現在は使用が段階的に廃止され、代替冷媒へ置き換えられています。また、温室効果ガスとして地球温暖化にも寄与します。

液体・エアロゾルに曝露した場合の症状

  • 皮膚に直接触れると凍傷や灼熱感が生じ、長時間の接触で乾燥、ひび割れ、かゆみ、発疹、赤みが現れます。
  • 目に入ると刺激感、涙、痛み、腫れ、視界のぼやけが起こります。
  • 誤って飲み込むと胃の不快感、吐き気、嘔吐、下痢を引き起こすことがあります。

蒸気に曝露した場合の症状

  • 吸入すると鼻・喉・気道の刺激、めまい、協調運動障害、頭痛、混乱など中枢神経抑制症状が現れます。
  • 重症例では心拍不整、失神、意識消失、最終的に死亡に至ることがあります。
  • フロン22の蒸気は空気より重く、閉鎖空間や低所での滞留により窒息の危険があります。

応急処置

  • 蒸気を吸い込んだ場合は速やかに新鮮な空気のある場所へ移動してください。
  • 皮膚に付着したら、すぐに石鹸と温水(熱すぎない水)で洗い流します。
  • 目に入った場合は、まぶたを開いたまま15分以上流水で洗浄してください。
  • 中枢神経系や心血管系に基礎疾患がある方は、速やかに医療機関を受診してください。

清掃手順

  • 漏洩した場合は、保護具(防護手袋、マスク、保護眼鏡)を着用し、まず水源(下水、河川など)への流出を防止します。
  • 大量の液体は吸引ポンプで回収し、残りは砂や粘土などの吸収材で吸い取ります。
  • 作業エリアは全ての窓とドアを開け、十分に換気してください。
  • 万一環境へ流出した場合は、直ちに911(または地域の緊急連絡先)に連絡し、関係機関に報告します。

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