キレート療法とは何か?
キレート療法とは?
キレート療法は、アミノ酸の一種であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を血流に投与し、体内の有害金属と結合させて排出させる治療法です。米国食品医薬局(FDA)は、EDTAを用いたキレート療法を40年以上にわたり、鉛中毒の治療として承認しています。しかし、心臓病やがんの治療目的での承認はされていません。
有害金属・ミネラル
体内に過剰に存在すると毒性を示す金属やミネラルは多数あります。キレート療法の支持者は、血中にこれらが過剰にあると動脈硬化やがん、心疾患の原因になると主張しています。特に動脈硬化のプラークはカルシウム沈着物が含まれるため、血中カルシウムを除去すれば血管の健康が改善すると考えられていますが、米国心臓協会はこの考えに同意していません。
治療の流れ
キレート療法は資格を持つ医師の管理下で行われます。診療所で静脈にカテーテルを挿入し、EDTAの点滴をゆっくりと数時間にわたって投与します。EDTAは血流中の有害金属に結合し、後に尿として排出されます。治療は数か月で最大50回程度行われることがあります。
副作用・リスク
キレート療法は有害金属だけでなく、体に必要なミネラルも一緒に排除してしまうため、治療中はビタミン・ミネラルのサプリメントで補います。
主なリスクとしては、腎不全(不適切な施術時)、過剰なカルシウム除去による痙攣や骨密度低下、静脈の腫脹・炎症、低血糖やインスリンショック、うっ血性心不全などがあります。
キレート療法の支持者の声
ホリスティックヘルスによると、「経験豊富なセラピストが適切な用量で行うキレート療法は非常に安全で、米国医療進歩協会の推計では全国で50万人以上が安全に受けており、死亡例は報告されていない」とされています。
