有毒キノコの種類と中毒症状
有毒キノコの概要
野生のキノコの中には有毒なものが少数存在し、食用キノコと見た目が似ているものもあります。そのため、野生で見つけたキノコは決して食べてはいけません。中毒すると、吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状や、幻覚・錯乱・痙攣・麻痺・失明といった神経系の症状が現れ、最悪の場合は死に至ります。たとえ少量でも、誤って摂取したと疑われる場合は直ちに医療機関を受診してください。
主な有毒キノコ
アマニタ属(Amanita)
- デスキャップ(Amanita phalloides):淡い茶色の帽子を持ち、食用のアガリクス属と間違えられやすい。ヨーロッパのキノコ中毒死因の90%以上を占める。「死の帽子」と呼ばれ、肝臓を破壊する毒素を含む。1個で成人でも致死量になる。
- デストロイングエンジェル(Amanita virosa):白く繊細な外観だが極めて致命的。高山帯に多く生育し、アガリクス属と誤認されやすい。
- パンサーキャップ(Amanita pantherina):白い斑点がある広い帽子を持ち、Amanita muscaria と同様の幻覚性毒素をより高濃度で含む。食用のAmanita rubescens と間違えられることがある。
ギロミトラ属(Gyromitra)
- 偽モレル(Gyromitra esculenta):別名「偽モレル」。加熱しても毒が除去できず、摂取すると致死性があるほか、がんを誘発する恐れもある。
