エフェクサー(ベンラファキシン)の適応症
エフェクサーは、ファイザーが製造するセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬ベンラファキシンのブランド名です。ベンラファキシンは主に成人の大うつ病治療に使用されますが、FDAにより全般性不安障害(GAD)、社交不安障害(SAD)、パニック障害の治療にも承認されています。また、強迫性障害、ホットフラッシュ、神経障害性疼痛、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、外傷後ストレス障害(PTSD)などのオフラベルまたは研究用途でも使用されています。唯一の禁忌は高血圧です。主な副作用は吐き気、神経過敏、発汗、高血圧などです。
大うつ病(Major Depression)
エフェクサーの主要な適応は大うつ病です。大うつ病は、抑うつ気分や興味・快楽の喪失に加え、2週間以上続く以下の症状のうち5項目以上が見られます:体重の著しい増減、食欲の変化、睡眠障害、精神運動性興奮または遅滞、疲労感、無価値感や罪悪感、集中力低下、そして自殺念慮。即効性錠の場合、1日2〜3回、1回あたり37.5〜75 mg、延長放出錠の場合は1日75〜225 mgが推奨されます。
全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder, GAD)
全般性不安障害は、少なくとも6か月間続く過度な不安や心配が特徴で、以下の症状が3つ以上認められます:落ち着きのなさ、疲労感、集中困難、イライラ、筋緊張、睡眠障害。延長放出錠で1日75〜225 mgが推奨用量です。
社交不安障害(Social Anxiety Disorder, SAD)
社交不安障害は、他者の前やパフォーマンス状況で著しい恐怖感を抱く障害です。延長放出錠で1日75 mgが標準的な用量とされています。
パニック障害(Panic Disorder, PD)
パニック障害は、予期せぬパニック発作と、発作後1か月以内の過度な不安が特徴です。用量は全般性不安障害と同様に、延長放出錠で1日75〜225 mgが推奨されます。
